「I want drink water.」に感動した話

先日のレッスンで、小学1年生の生徒さんのひと言に、思わず「すごい!!」とうれしくなった出来事がありました。

“I want drink water.”(「私はお水がおみたい。」)

「お水を飲みたい」と伝えようとして、年中さんから通ってくれている小1のお子さんが考えて発した文章です。正しくは “I want to drink water.” to がひとつ抜けています。でも、今まで別々に覚えてきた英語を、自分でつなげて言えました。

寺子屋ではレッスンの中で、クレヨンや色鉛筆の色を選ぶときには幼稚園生からwantを使って

“I want yellow, please.”
“I want pink, please.”

など、欲しいものを英語で伝える練習を繰り返してきました。

そしてeat / drink / play / dance / sleep / write などの動詞の絵と単語が書かれたサイコロを使って、出た動詞の動作をしながら単語を覚えていくジェスチャーゲームも繰り返ししてきました。

先日のレッスンで、その子が授業中に「先生!お水を飲みたい」と言いました。そこで、「欲しいときは、英語で何て言うんだっけ?」と聞くと、

“I want.”

「じゃあ、“水を飲む”は?」

“Drink water.”

そこで、「じゃあ、“水を飲みたい”って英語で何て言うと思う?」と聞いてみました。すると、

“I want drink water.”

と、自分で答えたんです。もちろん、正しくは

“I want to drink water.”

です。でも私は、この to が抜けていることよりも、自分が知っているフレーズを自分でつなげて英文を作ったことに、とても感動しました。「I want to drink water.」(「私はお水がおみたい。」)という一文を丸ごと覚えていたわけではありません。

「欲しい・したいときに使う I want」と、これまで遊びながら身につけてきた drinkの動詞と、water水という単語。全部、別々の場面で覚えてきた英語を、自分の中から引っ張り出して、考えたんだと思います。そして、英語の語順を守れました。

これは、私たちが子どもたちに身につけてほしい力そのものです。今まで身につけた言葉を使って、自分で「言ってみよう」とすることは言語学習で、とても重要なことです。生徒さんの成長をとても嬉しく思いました。

幼児・小学生の英語では、単語やフレーズを一度覚えて終わりではなく、ゲームやアクティビティ、先生とのやり取りの中で何度も何度も使います。その小さな積み重ねが、ある日こんなふうにつながる。

私にとっては、とてもうれしい一言でした。 「覚えた英語」から「自分で使う英語」へ。 一歩、進んだ瞬間でした。

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